トラウマ日記  ■2003年6月30日まで


2003年6月21日(土) また日本へ

今から日本へ帰ります。二週間前にはユーミンのコンサートを観に帰りましたが、今回は仕事(会議)です。

昨晩は不在中猫を預かっていただく友人宅で、深夜まで飲みながら友人夫妻と話し込んでいました。家に話し相手がいるのが羨まかったです。私も今夜からしばらくは話し相手のいる生活です。

by タカ
   


2003年6月19日(木) 無事生還

今日は路上教習のハイライト(?)、高速道路教習でした。教官と実習生3人が一台に乗り込み、インターチェンジからいざ高速へ。あとは前だけ見て(というか余裕がなくて前しか見えない)、ひたすら時速100キロで突っ走るという豪華教習!ジャンケンの結果、3人目となる私が高速乗り入れ第一号に・・・。加速車線では「アクセル踏め!もっと、もっと、もっと、もっとぉぉぉぉぉぉ!」と、教官が絶叫しているうちに本線へスルッ。

時速85キロでも、「なんか遅くない?あんまり遅いと追突されるよ。」と言われたものの、ガラ〜〜〜ンとした常磐自動車道。追突どころか後続車が見えないよ〜!この高速、1,000円稼ぎ出すために1,600円かけているという完全赤字だそうで、教習にはピッタリのスカスカ道路でした。でも今住んでいる千葉の松戸さえ良くわからないのに、高速乗ってちょっと走ったらいきなり茨城県。「筑波山が良く見えるな〜!」と言われて、「わー♪ホント、ホント?」と言いいつつも、ハタと気がつけば、筑波山って何?どの山?という状態。

時速100キロで走っているとニュージーランドが無性に懐かしくなりました。NZには制限時速が郊外の100キロと市街地の50キロという2種類しかないと言っても過言ではありません。レンタカーで回っていると1日のほとんどを100キロで走っているので、非常に親しみのあるこのスピード!周りの風景の変わり具合なども懐かしいんです。「本当に免許とってNZで走るぞ〜☆」という気になってきました。ともあれ、3時間の連続教習を終えて無事生還。あさってはいよいよ本免技能試験!

by みこと
   


2003年6月17日(火) 「さがをさがそう!」

3週間前にあるお店でかかっていた曲。なんとなく雰囲気が違っていて最初からしっかり聞いてしまい、一人だったのに吹き出してしまいました。周りに人がいなくて、この可笑しさを分かち合えなかったのは残念でした!それで、本当はこんな零細サイトでもこういうことしてはいけないんでしょうが、歌詞だけ載せちゃいますので、一緒に分かち合いましょう!

「佐賀県」 作詞作曲歌: はなわ
今日も登下校をする子供達は
歩きなのにヘルメット
車なんてめったに通らないのに
蛍光テープをつけたヘルメット
クラスの半分以上が同じ床屋
そして残りの半分はお母さん
佐賀にもやっと
佐賀にも牛丼屋ができた
オレンジの看板だけど名前は吉田屋

マジでヤンキーがもてる
マジでキャミソールって何?
マジでアリがでかい
なぜか知らないけれども
ナタデココが今ブーム
SAGA さが SAGA さが
松雪泰子もさが 公表してねぇ

バスにのって佐賀の県道を走ると
一面田んぼだらけ まるで弥生時代
建物といえば 民家しかないから
バス停の名前が 「山下さん家前」
出掛けるときに
カギをかけるという習慣が佐賀にはない
家族旅行から帰り玄関をあけると
隣のおばちゃんが下着で寝てた

県にはそれぞれすばらしい
キャッチコピーがあるんだ
埼玉の場合は「彩の国埼玉」
沖縄の場合は
「行こうよ おいでよ 沖縄」
なのに佐賀の場合は
「さがをさがそう!」
佐賀の人間とってもネガティブラー

SAGA さが SAGA さが
牧瀬里穂もさが やっぱ公表してねぇ
SAGA さが SAGA さが
江頭もさが 公表するな
SAGA SAGA OH OH 佐賀県
SAGA さが これが 悲しい性

はなわさん(なんと本名!)は26歳のお笑いタレントで、5月21日に歌手デビューしたそうなので、私が歌を聞いたのはその直後だったみたいです。ヤンキースの松井選手のものまねで大ブレークしてるそうですが、あまりテレビを見ない私はまだ見たことがありません(せっかく日本にいるのに・・・)。「佐賀県」は大ヒットでご本人が公開している日記によると、「CDがついに売切れてしまい、売り上げがストップしてしまった。もし売切れなければオリコン1位もあったかもと思うと、くやしくてしょうがない。早くまた出荷してくれー!」だそうです。 by みこと
   


2003年6月16日(月) 久々の一人

久しぶりのUPです。7日から夫が来ていて12日に帰るのと同時に自動車の教習が再開し、14日は叔父の四十九日の法要、15日は教習所で受ける計3回のテストの最後となる総合学科試験がありました。この間に入梅して、お天気は本当に降ったり止んだりコロコロ変わっています。それでも、あじさいの色が日増しに濃くなるのを眺めながら、それなりに日本の梅雨を楽しむ毎日です。

今日は午前中に学校行事に参加した以外は特に予定もなく、いつもは家にいる姑が出かけたこともあって、久しぶりに一人になりました(といっても2時間半くらいの話ですが・・)。これまで教習所が休みの月曜は必ず人に会うようにしていたので、本当に久々の休日です。そうは言っても、溜まりに溜まったメールの返事、学校関係の書類作成、ご無沙汰している友人への電話や子供が参加できそうな行事の問い合わせ、本の返却、郵便局からの振込みなど、細かいながらも今日中に片付けなくてはいけないことがたくさんあります。

こうしたことを全部自分ですることは、私にとって本当にいい経験で、移住後の生活への貴重な予行演習となっています。特に私は今暮らしている千葉県松戸市というところをまったく知らないので、どうしたら地域の情報を集められ、どんな催しがあって、どんな施設が利用できるのか・・などということを調べていくことは、いい勉強になります。その気になればお神輿も担げるし、手話やゴルフも習えるし、地ビールを造るイベントにさえ気軽に参加できます。それに学校ときたら、それこそママさんバレーやコーラス、読み聞かせ、性教育、ベルマーク係、地域勉強会などなど、本当にやる気があれば毎日行っても足らないほどたくさんの行事が目白押しです。

こうして縁もゆかりもない土地に詳しくなって、顔見知りを作り、いずれは自分もお手伝いできる機会を見つけて、少しずつ、本当に少しずつ根を下ろしていくのでしょう。国が違っても言葉が違ってもやり方には大差ないはず。NZに行ってもこんな風に、あたりをキョロキョロしながらも生活の根を張っていけたらと思います。日本での生活も2ヶ月近くなりすっかり落ち着いてきましたが、ここにいると外国が本当に遠く感じられ(英語を聞くこともまったくありません!)、NZへの想いはますます強くなる一方です。今のところ、移民局からは、なしのつぶてですが・・・。

by みこと
   


2003年6月6日(金) ちょっと日本に帰ってきます

明日から木曜日まで日本に帰ります。家族に会うのは37日振りで、日曜日は子供たちとサッカーしたり、ラグビーしたり、フリスビーしたり、といっぱい遊ぶことになるでしょう。あーそれと久し振りにカミさんの手料理が食べられるもの楽しみ。

今回の帰国の目的は別のところにあります。実は11日にユーミン(松任谷由実)のコンサート"シャングリラU"を見に行くのが本当に目的です。もともとSARSなど頭の片隅にもなかった1月にネットによる先行販売で購入し、子供たちを香港に残してカミさんと見に行く予定でした。が、こういう事態になり、カミさんと日本で合流することに。もう今からワクワクしてます・・・コンサートと家族に会えることに・・・。

by タカ
   


2003年6月4日(水) 今年も六四に

今日で1989年の天安門事件から満14年が過ぎました。「六四(ロクヨン)か〜」と思うばかりで、毎年恒例の記念式典に参加できなかったのは本当に残念。去年の今ごろは子供たちを連れ、生暖かい夜風の吹くビクトリア・パークに座って、無数のキャンドルライトに包まれながら事件当時の映像を見ていました(「西蘭花通信」27号29号の〜それぞれの6月4日〜に思い出をつづってます)。今日という日にあって、この事件で多数の若い命が失われたことを、いつまでも風化させず、語り継いでいきたいと改めて思ってます。

今日の千葉は午後からかなりの雨模様となり、自動車教習に通い始めて初めてワイパーを使いました。前々から「ワイパー使いたいな〜。ライトつけたいな〜」と言っていた私は、「こんなにいい天気で朝の10時から、どうやってワイパー使ってライトつけんだよ?」と、合気道初段で教習中はSMAPの鼻歌が出る担当教官から一蹴されていましたが、やっとその機会に恵まれました♪ 本当はタイヤやオイル交換、チェーンを巻いたりもしてみたいです。テストに出ないことはけっこう素通りで、「実際の時はどうなるんだ?」と、受かってもないのに、ついつい余計なことを思ってしまいます。「そんなことより、前見て、前!」という教官の声が・・・。

教習後は雨で外遊びができない子供たちを連れて近所の図書館に行きました。貸し出し冊数が無制限で家から10分もかからない距離なので、毎晩読む絵本をまとめて借りられるのは助かります。日本に来て平仮名が読めるようになった善に、「善でも読める本を借りたら?」と言っておいたら、「おふろやさん」という地味な本を探して来ました。あとになって温が、「ママ〜、あの本ね、字が一個もないよ〜」と、こっそり耳打ちしてきました。"長男のバカ正直、次男のちゃっかり"は相変わらず・・・。

by みこと
   


2003年5月30(金) 台風4号接近中

5月だというのに台風が接近しています。沖縄を通過し四国に上陸する可能性もあり、明日は関東地方でも200ミリの大雨になるかもしれないとのこと。主婦になって陽光の値千金を思い知る毎日だけに、天気にはずい分敏感になりました。香港で勤め人をしていた頃は、「雨か〜。タクシー拾いにくいだろうな〜」と思う程度で、なんとも乾ききった思考経路をしていましたが、今では「布団干して、洗濯機3回は回せるな。シーツも洗っちゃえ!」と、空と相談しながらその日のプランを立てる日々。台風は大好きなので、それはそれで楽しみ!

今日は朝から午後3時までみっちり教習で、学科2時間、技能3時間でお昼休みも含め計6時間も教習所にいました。警察の指導で「技能教習は1日3時間まで」と定められているそうで、しかも間に昼休みを挟まなくてはなりません。ですから、学校もめったに3時間の予約は取らせないのですが、私の専任教官はやたらと話のわかる人で、「時間あんだろ?いいぜ、乗ってちまえよ!」と、すんなり予約をとってくれました。今日は初めて国道にも出て(2車線って対向車線よりコワ〜い)、まったく地理がわからない千葉を、数市に跨がって走り回っていました。

帰ってきてからは子供たちが習い始めたサッカーのお付き合い。私の夏の定番、ヘソ下5センチのホットパンツにサングラスで行ったら、「ねぇ?外国人なの?」と、サッカーに来ていた小学校2年生の男の子に聞かれ、「え?日本人だよ。日本語話してるじゃん!」と言うと、「サングラスなんかしてるからさ、外国人かと思っちゃった」と、なんとも正直な感想。そういえば、日傘や帽子は日本人ママのお出かけ"MUST"アイテムなのに、こんなに陽射しが強くなってもサングラスをしているママは皆無。その結果、「外国人?」となったようです。子供が公園デビューしなくちゃいけない歳ではなくて、つくづく良かった☆

by みこと
   


2003年5月27(火) Thank You & Good Luck

9年と1ヵ月半、西蘭ファミリーと同じ屋根の下で過ごしてきたフィリピン人のアマさんが今日家を出ました。長男の生後二ヵ月から一緒に暮らしてきた彼女は、正しく我が家の一員でした。長男も次男も彼女が育てた、と言っても過言ではないでしょう。彼女がいたから子供たちは健康的な生活を送ることができ、我々夫婦も仕事や自分達の時間に集中することができました。

アマさんのいる生活に終止符を打つことを決めた理由は、年内にはNZへ移住するだろうということを前提に、アマさんのいない生活、つまり純粋な家族4人の生活の準備をするためのものでした。これに合わせてカミさんは会社の勤務時間をフルタイムから午前のみのパートに変更し、子供たちが学校に行っている時間だけ働くことにしました。ところが、4月5日以降はSARSによりその予定は劇的な変更を強いられ、子供たちはまさかの日本の小学校への編入、カミさんはまさかの教習所通い、私もまさかの単身生活に。幸い5月に私が香港に戻ってきてから今日まではアマさんがいたので、いきなりの単身生活だけは避けられました。2ヶ月後には家族全員が香港に揃うはずなので、その日までそれぞれの生活に集中することにします。

さて我が家のアマさんの子育て上手、料理上手、各種段取り上手は西蘭ファミリーの知り合いからは絶賛されていたので、「香港を離れる時には是非うちに」というリクエストが多くありましたが、彼女の性格と彼女の希望を考慮し、家族同士で付き合いのある日本人ファミリーのもとで引き続き働くことになりました。本来であれば雇用主変更に伴うビザ申請では一旦フィリピンに戻らなければなりませんが、新旧雇用主からのサポーティングレターと、何よりも同じ雇用主のもとで9年以上も働いていたという信用が香港の出入国管理局に受け入れられ、フィリピンに戻ることなく昨日めでたく新たなビザを取得できました。

昨晩は日本にいる子供たちやカミさんと代わる代わる電話で話をしていましたが、特に長男と話しているときは何度も涙を拭っていたのが忘れられません。子供たちにとっては本当のママではない、でも心から大好きだったもう一人のママだったのは間違いありません。「香港に戻ってきたら日曜日に遊ぼうね」と彼女は何度も何度も子供たちに語りかけていました。

Thank you and good luck.

by タカ
   


2003年5月25(日) ザリガニ8匹!

木曜日の仮免テストに受かったおかげで、今日は予定通り金町の水元公園に行ってきました。温の同級生も一緒で男の子3人連れ。朝10時半に集合して、近所でまず網と虫かごを買い、3人の希望で100円ショップではチャンバラ用のオモチャの刀、シャボン玉を買って出発。腰に刀、手に網という、「どこへ何しに?」という妙な格好で電車に乗り、金町からはトコトコ歩きました。

芝生の上では3人とも「オレは武蔵!」「オレは小次郎!」気分でもうムチャクチャのハチャメチャ。その後、今日の最大イベントのザリガニ釣りへ・・・。実際はザリガニすくいとなりましたが、270円の一番安い網だったにもかかわらず、けっこう捕れてビックリ。折りたたみ椅子まで持ってきて本格的に釣りをしている人もいましたが(ザリガニにここまで!)、彼らがジッと我慢している脇で私たちは「あっ!また捕れた〜」と、ホイホイ網ですくって、最終小一時間で8匹をゲット!

ビギナーズ・ラックでまず善が1匹。温も健闘して2匹。残り5匹は私で、一緒に行った友だちは捕まえたザリガニの管理に専念してました。「ママ、うま〜い」と息子たちは羨ましがるやら悔しがるやら・・・。しかし、ザリガニすくいなんて私にとっては屁の河童。小川にざぶざぶ入って、川岸の草の陰にいるのをジッと待ってサッとすくうなんてことは子供の頃は毎年恒例の春の行事でした。悪いけど、川に入ったこともなく、すくっても自分でザリガニが触れないような軟弱な都会っ子とはできが違うのよん!ふふふふふ☆

2週連続でお子様企画が続いたので、来週末はシンガポール時代の友人と「帝国ホテル」のサンドイッチ・ビュッフェっという企画。子供はしばらくは食べ物を取りに行ったり来たりで間が持つだろうし、お腹がいっぱいになったらゲームボーイで黙らせようという作戦。同窓会気分で今からワクワク♪、日本にいる恩恵を目いっぱい授かってます。それに引き換え、香港の夫は暇に飽かせてラグビーとフィットネス三昧らしく、「今度あったら見違えるようなカラダになっている(ハズ)」というメールが来ましたが、ぜひ見違えたいものです。

by みこと
   


2003年5月22(木) 仮免テスト通過

今日は朝9時から仮免の技能試験があり、それにギリギリで受かると今度は午後イチで仮免学科試験がありました。いずれも、受かると電光掲示板の受験番号にランプが灯ります。平日で人数も少ないので他の人の結果もカンタンにわかってしまうのですが、それによると技能は8人のうち、一人が二輪免許の不携帯で失格、二人が縁石に乗り上げたりぶつけたりで検定中止となり、5人が合格しました。学科で更に一人減り、最終的に4人が仮免取得に漕ぎ着けました。

技能の結果は100点満点で85点が一人、75点が二人、70点が二人で、私は70点でした。65点では不合格なので超スレスレです。75点の人の検定に同乗していましたが、彼女はミスもなく90点ぐらいかと思っていたので、意外に厳しい採点のようです。右左折30メートル手前でウィンカーを出すのが20メートルだったとか、そんな話での減点のようです。指導教員にも「西蘭さん、演技、演技!」と、よく言われていましたが、どうもあの首を直角に曲げて真横を見る確認とかは苦手です。でも、受かってしまえばビリでもこっちのもの。明日からは路上だ〜♪

実は今日の試験に受からなければ日曜に受け直さなくてはいけないところでした。ところが、子供たちとは先週から、今度の日曜には金町の水元公園に行く約束をしていたので、受からないと約束破りになってしまうところでした。温の同級生も誘っていたので、温からは「ママ、がんばってよ〜。応援してるからさぁ」とプレッシャーをかけられ、姑からも「お祈りしといたわ」と送り出され、今日のところは母としても、ヨメとしても踏ん張りどころでした。ともあれ、結果オーライ。週末はザリガニ釣りです。あ〜!日に焼けるだろうなぁ。

by みこと
   


2003年5月18(日) 21センチの森

前夜の日本に来てから4回めの地震に、今朝はさすがに"脱出パック"だけでは足りないと(しかし今のところ食料や水はなく、着替えやわずかなお金、パスポート、航空券、歯ブラシくらいしか入っていないシケたものですが)、避難訓練も兼ねて子供たちとマンションの7階から1階まで歩いて降りてみました。それから駅の近くで見つけた避難所案内を3人で見に行き、避難所まで歩いてみるつもりでした。

ところが、案内図内での最大にして最も設備の整った避難所はうちのマンションがすっぽり入る一角で、どうもその案内図は5年前にできた今のマンションが建つ前に作られたようで、マンションの敷地に当たるところが緑に塗りつぶされ、避難所の一角となっていました。家から見える距離の息子たちの小学校には緊急医療設備も整うそうで、自宅こそがこの地区では最も好条件な場所の一つということがわかりました。

そのため"避難所の下見"という今日のイベントがなくなってしまい、次男・善の提案で、先日の全校徒歩遠足で行った「21センチの森」に出かけることになりました。善が「21センチ・・」と言うたびに、長男・温は大笑い。私もクスっと苦笑い。実はこれ、「21世紀の森」という広大な自然公園なのですが、善は何度教えても「21センチ・・・」と言っており、本番の遠足が終わってもそれが直らず今に至っています。

行き方は二人の記憶に任せることにし、おにぎり、飲み物、お菓子を買っていざ出発・・。と、歩き始めたら3分も行かないうちに、うちに遊びに来ようとしていた温のクラスメートにばったり。そのまま彼も誘って4人で出かけることになりました。子供の足で小一時間、春の草花を楽しみながらテクテク歩きました。公園では別のクラスメートに会ったり、行きずりの人にテニスを習ったり、3人組の大人とサッカーをしたり、小川に入ったり、自分で綿菓子を作ったりと、3人とも大はしゃぎ。「来週は金町の水元公園にザリガニ釣りに行こう(まだいるか?)!」と、いうことになり、今から楽しみ。

でも、週末はどこも家族連れがいっぱいで、家族が離れ離れに暮らしている悲哀を普段より強く感じます。特に香港では週末は必ず日本食の買い出しに行っていたので、夫なしでスーパーに行くのは本当に寂しいことで、夫婦で連れ立って買い物に来ている人が心から羨ましいです。香港の夫は今日、生まれて初めて魚を焼いたそうです。

by みこと

"うまく焼けたなー♪"と思ったアジの開きは、その焼き網の余熱でクリスピーになってしまいました。うーん、魚を焼くのは奥が深い!

by タカ
   


2003年5月17日(土) 仮免への道

ニュージーランド移住準備の一環に、5月に入ってから自動車教習所に通い始めました。私は運転免許なるものは原付も何も持っておらず、本当に一からのスタートです。移住計画がなかったら「免許をとろう!」なんて考えることはなかったと思いますが、オークランドでさえ終バスが5時台のところもあると聞いて、とうとう重い腰を上げました。

なんとか規定の学科10時限を終え、今日はその結果をみる中間テストでした。50問中45問以上の正解で合格なので、100点満点テストなら90点を採らなくてはいけない計算になります。もちろん交通ルールですから常識的な問題が中心なのですが、中には「路面電車で乗客の乗り降りがある時、安全地帯がある場合は徐行か一時停止か」とか、「踏み切りで警察官に誘導された場合、一時停止は必要か不要か」などなど、「実際にみんなこんなこと知って運転してるんだろうか?」と思われるような問題もけっこう出るので、ある程度の試験対策は必要でした。

結果は無事通過。これで教習所内での技能教習の見きわめという、仮免前の予備テストを受けることができ、それも通ればいよいよ仮免に向けての技能+学科試験となります。こうやって技能と学科で各2回ずつテストを受けないと仮免が採れず、仮免がないと路上に出られませんから、一つ一つ関門を通過していかなくては・・・。子供たちに常々、「宿題やってから遊びなさ~い!」と行っている手前、ママが試験に落ちまくりでメルマガ書いてたら話にならないので、ともかく今日のところは彼らに面目保てて良かった♪

今夜も夜中の12時近くに地震。どうしてこの時間ばかりなんでしょう?またまた千葉の揺れが大きく、この辺も震度4でした。おかげで息子たちは地震というものは夜、寝ている時に来るものだと信じているようで、「恐いけど寝てるうちに終わっちゃうから・・・」と、シアワセな誤解を続けています。まあ、昼でも夜でもとにかく来ないで欲しいですが。明日は不慣れな近所の散策も兼ねて、緊急避難路を歩いてみる予定。

by みこと

今夜は所属するラグビークラブのMay Ball(クラブ内の年間優秀選手表彰式とダンスパーティー)でした。年に3回しか着る機会のないタキシードを着て、香港島南にあるプライベートクラブの屋外で、夕涼みの頃からビール、ワインを手に談笑が始まり、美味しいビュッフェを堪能したサタデーナイトでした。ダンスパーティーの頃から雨が降り始め、なんとか大降りになる前に家路に辿り着けたのはラッキー。香港フットボールクラブでのMay Ballはこれが最後でしょう。NZ移住後もどこかのクラブでラグビーを続けようと思っていますが、あちらでもこの手のパーティーはあるのかな?

ちなみに昨年は私が年間優秀選手の一人に選ばれましたが、今年はクラブ内のもう一人の"タカ"(日本人)が選ばれました。私は"タカ"、彼は"タカ2"と呼ばれています。

by タカ
   


2003年5月13日(火) 肺炎の次なるもの

昨日の今ごろ、パソコンに向かっているといきなり地震が・・・!今、住んでいる千葉北西部の震源で揺れは震度3でしたが、かなり強く感じ、4はいったと思ってました。震源地に近いはずなのに横揺れで、フワリと体か浮くような感じまでしてけっこう恐かったです。すぐに玄関のドアを全開にしたら、スチールの防火扉がかなり大きな音を立てて揺れていたのにはビックリ。

「地震よ!起きなさ〜い」と子供を起こすと、長男はかろうじて目を覚ましましたが次男は引き続き爆睡中で、生まれて初めての地震経験はパス。長男はとにかく驚いてました。地震は今月に入ってこれで3回目。震源もそう遠くないところばかりで、何だか不安です。「まさかのまさか・・・」とは思いつつも、少しでも備えがあれば少しでも憂いがなくなるかも・・・と、今日は姑を拝み倒し、一気に部屋の模様替えをしました。子供たちが寝起きしている部屋の本棚兼勉強机とガラス扉の本棚を私が寝起きしている部屋に入れてしまい、ベッド以外すべての家具を取り払いました。

その分、私の使っている部屋はもとからある分と合わせ、家具だらけとなってしまったので、今日からは子供たちと一緒の部屋で寝ることにします。それに各人の着替えや薬、パスポート、航空券、現金、健康保険証のコピーなどをひとまとめにした、万が一の時のための"脱出バッグ"も作りました。寝る前には玄関に、全員のスニーカーも出しておくことにし、ペットボトルの水も買い置きしておこうと思ってます。

ほとんど学校の避難訓練の家庭版のようなものです。最近、防災頭巾まで被って訓練をしたばかりの子供たちは状況がよく飲み込めたようで、本棚の本をバケツリレーで運んだり、ぞうきんがけをしたり、重い家具を動かすのを手伝ってくれたりし、姑も合わせ4人総出で一気に片付けてしまいました。これがまったくの徒労に終わっても、子供も親もずい分いい経験ができました。住み慣れた自宅のレイアウトの変更を、快く受け入れてくれた姑に心から感謝。

さて、今日は子供たちの全校遠足。1年生から6年生までいっせいに出かけます。だから5時間後にはご飯を炊き始め、お弁当の用意が始まります。1回で終わるので、それもいいかもしれません。テルテル坊主も作ったし、あとはお天気を祈るのみ!

by みこと
   


2003年5月12日(月) チャッチャに奇跡が?

糖尿病を患っている愛猫チャッチャ。そのチャッチャにもしかすると奇跡が起こる可能性があります。この夏で11歳(人間では約56歳)の老猫であるチャッチャは、12月下旬頃から日に日にやせ細り、その一方で多飲多尿、とにかく休みなく水を飲む、という糖尿病特有の症状が出始めました。
しかし、西蘭夫婦はその異常に気づかず、「まあ良く飲んでいるのは冬で空気が乾燥しているから。(確かに冬場は夏より飲むので・・・・)」と事の重大さに気付かず、1月下旬からNZへ。戻ってから初めてその異常な痩せ方を心配し、かかりつけの獣医のアドバイスで3月8日に血液検査をしました。結果は糖尿病でした。

「猫の糖尿病?」その病名にビックリしながらも、獣医からは人間同様にインシュリンによる血糖値のコントロールの必要性、将来可能性のある病気などの説明を受け、恐らく生涯にわたって朝と夜のインシュリンが欠かせない生活になることを告げられました。

その晩は直ちにインターネットで猫の糖尿病に関する情報収集を行い、チャッチャの症状が糖尿病の典型的な症状であること、人間同様にインシュリンでコントロールできること、さらに人間とは違って稀に治癒する可能性があることを知りました。
そして今チャッチャに起こるかもしれない奇跡とは、まさしく治癒することなのです。先週木曜日の定期血糖値検査であまりにも低すぎる血糖値に、獣医は別の病気の可能性と治癒の可能性を示唆し、2日間(計4回)のインシュリン注射を止め、土曜日に再検査。ここでも治療初期に示していた血糖値の1/9程度しかなく、さらに3日間(計6回)のインシュリン注射を止めました。そして今日、朝と夜の血糖値検査はどちらも正常範囲に入っており、ますます治癒の可能性が高まり、今後2週間さらにインシュリン注射を止め、その時の再検査で治癒の診断が下されるかもしれません。

ところで、夏ごろにはNZへのビザがOKになることを前提に、2匹の猫たちの移住の準備も始めました。動植物の輸入には大変厳しいNZなので、そろそろ準備を始めたほうが良いかな、と思い、動物移送の専門業者に連絡を取ったところ、予想通りNZは世界でも類を見ない厳しさで、今から準備をしても最低7ヶ月後でないと入国できないことが判明。直ちに必要な予防接種を先週末に受け、6月中旬に血液検査、その6ヵ月後の12月中旬が猫がNZに行ける最も早い時期になります。さらに入国後に1ヶ月間の施設での検疫。1993年6月にシンガポールから香港に連れてきた時も、香港で1ヶ月間の検疫があり、あの時は週末毎に面会に行っていました。そして1ヵ月後、白い猫(ピッピ)は円形脱毛症に、チャッチャは喘息を患って出所してきました。十年前は人間でいう16歳程度の若さでしたが、今度は50代後半。大丈夫かな?
ちなみに猫2匹の移住費用は予防接種など全てひっくるめて約40万円ほどになりそうで、これから「猫移住基金」を立ち上げて節約に励みます。

そうそう、糖尿病の猫でもNZへは行けるそうです。

by タカ
   


2003年5月11日(日) 今日は母の日

今日は姑と私と子供たちの4人で、イタリア料理屋で母の日をお祝いする予定です。この店はもともと舅と姑がよく行っていたのですが、舅が他界してからも私たちが帰国するたびに行き、息子たちも石釜で焼く本格的なピザが大のお気に入りです。店では何度も繰り返された舅の生前の話で、また盛り上がることでしょう。「お父さんはこのメニューが好きだったね〜」と言いながら、ピザをパクついていると、まるでそこに舅が戻ってくるような気持ちになるから不思議です。

「おばあちゃんへのプレゼント何にしよう?どこ行こうか?」と、子供たちと相談している時、「ママもさぁ、母なんでしょう?だから何かあげなきゃね」と長男に言われ、「そっか、私もか・・・」と、初めて気が付きました。いつも二人からは学校で作ったカードをもらってましたが、日本だと似顔絵なのかな?何かあるのか、ちょっと楽しみ。

メルマガ、日記などで「退職しました」と連呼していたせいか、最近、在宅ワークを勧める自称未承認広告が何回も入るようになりました。しかも、あまり知らせていない日本の臨時メルアドに入るので、よほど生活に困っていると心配されているみたいで、なんだか可笑しくなりました。普通はこういう心当たりのないメールは削除してしまうのですが(HP開設以来、本当に増えましたよ〜)、今回は最後までなんとなく目を通してしまいました。でも次回からはやっぱりゴミ箱行きでしょう。収入半減は深刻なはずですが、今のところはまったくピンと来ておらず、専業主婦稼業と運転免許取得にまい進中です。

昨日は子供を連れて、かつて香港で勤務していた広告代理店の社長さんの娘さんにお会いしてきました。会社にお世話になっていたのは今から15年前ですが、今でも親子二代にわたるお付き合い続いています。こういう知り合いは他にはあまりいないので、とても嬉しい再会でした。同僚以外で20代の若い人と話す機会もほとんどなく、それだけでも楽しいものです。夜はみんなで、もんじゃ焼きへ。実はこれを食べたのは生まれて初めて!夫は信じないけど、横浜では見たことなかったな〜。

by みこと
   


2003年5月8日(木) どこから始めたら?

約40日ぶりの日記です。「どこからお話したら?」と、思ってしまうほどですが、ひとまず私と子供は日本にいます。夫は一人、ネコとともに香港単身生活を続けることに・・。これはすべて新型肺炎(SARS)ゆえなのですが、ニュージーランド移住がいよいよ視野に入ってきた(のではないかと思われる、甘いか?)状況の中、香港・日本・ニュージーランドの3ヶ国・地域の中のどこで、何を、どうすべきかを考えた結果、「子供の安全第一」で、しばらく日本に滞在することにしました。

もちろん、いつでも帰れるよう香港のマンションの賃貸契約を維持し、子供たちの学費も納め続けます。夫一人ならペット可のサービスアパート(いわゆるウィークリーマンション)への引越しも可能だし、維持費用もばかになりませんが、もう少し希望を託すことにしました。しかし、私は4月末で退職してしまったので、二重生活の経費の重みが来月あたりからズシリと来そうです。今のところは、実感が湧かない分、キリギリス状態ですが・・・。

そんなこんなで、移住する前に念願の専業主婦になってしまいました。2月に配信したメルマガ〜100の願い〜のいくつかは、思いがけず日本で実現してしまいつつあります。その中でも最大級のものは車の免許です!やっぱりこれだけはどう考えても、移住する前に持っていた方がいい物の筆頭でしょう?日本ならではの「オートマ車専用」という免許もあることから、不幸中の幸いと感謝して、しばらく教習所通いに専念します。

20年ぶりの日本は感動や驚きの連続で、淡々と暮らしているものの、今のところまったく飽きることがありません。生まれて初めての専業主婦に、これまた初めての姑との同居、夫との別居生活、日本のPTA経験などなど。移住後の生活の予行演習になっている部分も多分にあるし、姑との同居はこれが最後になるだろうから、何でも経験し楽しもうと思ってます。そうやって気持ちを切り替えないと、家族が離れ離れになっている寂しさを埋めるのは難しいですよ〜。

ともあれ、感染の影響を受けている世界各地で、1日でも早くすべてが病気以前の状態に戻り、西蘭家も再び香港で家族そろって今までの生活を再開できるよう、心から祈ってます。みなさんにおかれましても、十分お気をつけ下さい。

by みこと
   


2003年5月6日(火) 大雨の後は蒸し暑い・・・

先週末から今朝方まで断続的に雨が降り続き、特に昨日は学校が休みになるRed Rain Signalが出たほどのザーザー降りでした。いよいよ梅雨到来らしく、雨が上がったら香港らしい蒸し暑さに変わり、こんな日の夕方にジョギングをしたものだから、珍しく汗びっしょりになりました。

先週の日曜日に1ヶ月以上振りに愛車にエンジンをかけ、香港島を一周してきました。飛ばせば40分くらいで一周できるほどですが、久し振りのドライブだったのと時間が有り余っていたので、郊外のビーチまで足を延ばして、ボーっとしていました。この状況はユーミンの「海を見ていた午後」と言いたいところですが、腹の底から太い声を出して話す香港人が周りにたくさんいて、そんな雰囲気など望めることはありませんでした。最近は買い物程度にしか車を運転しなかったので、一人身であるしばらくの間は九龍の郊外など足を延ばしたことがない場所へ適当にドライブしてみようと思っています。

久し振りの愛車に乗ってギョッとしたことは、ナント後部座席の3つのシートベルトが全てカビで真っ白になっていたことです。車内も何となく匂い、家に戻ってからは2時間かけて徹底的に車内も車外も掃除しました。でもこれからの時期、ちょっと風を通さない時間が長いと、どこでもカビが生えてしまう季節なので気をつけないと。

by タカ
   


2003年5月2日(金) 予定外の帰国

先週の月曜日(4月21日)に香港に戻ってきましたが、ナント24日(木)に親戚に不幸があり、週末の通夜と告別式出席のため再び日本へ。29日が日本の祝日、昨日が香港の祝日だったことから、そのまま休暇として日本に残り、短いながらもカミさんや子供たちとゆっくりとした数日間を過ごしてきました。

3週目に入った子供たちの学校生活はそれはそれは楽しいようで、二人ともNZへ行くまでそのまま日本に住みたいそうです。長男は誰とでも打ち解けやすい性格なのか、初日からクラスメートとガンガンに遊び、本当に毎日夕方6時ごろまで思いっきり外で遊んでいます。(これは香港ではありえないことです。)長男はかけっこがクラスで一番速かったらしく、秋にある運動会のリレー選手を視野に入れている模様。
心配性の次男は自己紹介を念入りに練習し、練習のそのままを堂々と話していました。「僕は英語がペラペラです」と・・・??? そして同じマンションに住む、同じクラスの女の子にお目目がハートになってしまい、今のところ相思相愛状態で毎日が本当に楽しそう。この子が本当にかわいい子で、西蘭夫婦もお目目がハートになっています。親が呼びかけてもはっきりと返事をしないのに、「○○ちゃんが一緒に遊ぼうって言っているよ」の呼びかけには「はい!」と一目散で外へ。こんなんで大丈夫なんだろうか・・・。

予定外の帰国をしてしまった私は、旅費と有給の関係からどうやら5月中の帰国は難しい状況になりました。6月はユーミンのコンサートと会議のため二回帰る予定。できたらその一回が5月だったら良かったのに・・・。

by タカ
   


2003年4月23日(水) SARSと単身生活

4月5日に香港から家族全員で日本に帰り、一昨日に一人で香港に戻ってきました。香港における非典型肺炎(SARS)の状況が悪化する一方、さらに中国政府の情報開示(?)により"北の脅威"もあなどれない状況になってきたことから、西蘭家はカミさんと二人の子供たちは無期限で日本に残ることを決めました。
既にちょうど一週間前から私の実家から歩いて通える地元の小学校に通い始め、二人とも初日から「楽しかった〜。早く明日にならないかな♪」の連発でした。彼らにとっては約4週間振りの学校生活で、楽しいのもむりがないでしょう。あのまま香港に残っていたなら、恐らく週末以外はほとんど外出することなく家でほとんどの時間を過ごさなければならなかったことでしょう。快く受け入れてくれた小学校(私の母校)に感謝です。

さて急に単身生活になってしまった私。とりあえず5月中旬までは同居のアマさんがいるので掃除、洗濯、二匹の猫の世話(一匹は糖尿病)、さらに食事の支度を心配する必要はありませんが、5月中旬以降は本当に一人になります。実は一人暮らしの経験がなく、結婚後も単身生活など一日たりともしたことがないので、多少の不安があるのも事実。家族の香港への帰国が延びる場合に備えてサービスアパートへの引越しも念頭にあれこれ考えなければならないこともあり、しばらくは休まることのない日々が続きそうです。でも、明日の晩はタッチラグビーの練習に参加するつもりです。また土曜日はラグビーの親善試合に出る予定です。(これでストレス発散♪)

そうそう、このSARSによる日本長期滞在の思い出に、カミさんは自動車教習所に通って"オートマ限定"ながらも自動車免許取得を計画中。NZは自動車ナシでは生活できない土地柄なので、いつかは免許取得を、と考えていました。子供たちが学校に通っている平日の午前中が全くフリーになったので、この時間を利用して毎日受講すれば、恐らく6月中旬には晴れてドライバーへの仲間入り、という皮算用です。
カミさんは自動車免許、子供たちは日本の学校、そして私は最初で最後の単身生活(?)という、
SARSが与えてくれた機会と経験(私にとっては試練?)を良き思い出になるようにしたいですね。

by タカ
   


2003年3月29日(土) 何はなくとも、香港セブンス!

今年の大会で最も注目されているカール・テ・ナナと次男のツーショット 昨日はじっと我慢の子でしたが、今日はもうニュージーランドの第一戦、対アメリカ戦から駆けつけてしまいました。57対7で軽く破った後、対ナミビア戦も46対0で圧勝しました。去年優勝したイングランドや往年のライバル、フィージーもほぼ圧勝で予選を通過しているのでまだまだ予断は許しませんが、キャプテン、エリック・ラッシュの本当に最後の年になる可能性もあることや、エリック・ラッシュの後継者と言われるカール・テ・ナナが15人制からカムバックしてきたこともあり、今年は去年の雪辱を晴らしてくれるはず。がんばれ!("ギャラリー"に写真がたくさんあるのでお楽しみください)

非典型肺炎(SARS)の流行でフランス、イタリア、アルゼンチンが来なくなったため、急きょ参加が決まったケニヤ。アフリカ勢は南アフリカ以外にも象牙海岸やジンバブエが来たこともありましたが、私たちが知る限りケニヤは初めて・・。どんな試合運びかと思ったら、フィージーもビックリな豪快で荒削りなプレーで、これにはスタンド中が湧きました。素人目にもヨーロッパや南半球勢の洗練されたプレーとの違いが良くわかり、すっかり魅了されてしまいました。

明日も朝からおにぎりを握って、決勝戦までどっぷりラグビー三昧です。願わくは次は来年のウェリントン・セブンスへとつなげられたら☆

by みこと

急遽参加が決まったケニアはダークホースとして取り上げられていました。そしてラグビー強国のひとつで、毎年ベスト4常連のオーストラリアを13-10で破るという快挙で、今日最も盛り上がった試合で観客を魅了させました。明日のカップ決勝トーナメントでは一回戦が南アフリカ、その試合に勝てば準決勝でNZと対戦です。この組み合わせを見てみたい、というファンは多いことと思います。カップ決勝戦は順当であればNZ対イングランドになるでしょう。ちなみに日本は、最下位グループ(ボウル)に回り、順当であれば優勝でしょう。と言いたいところですが、ボウル一回戦の相手は昨年まさかの敗退を喫したシンガポール。是非昨年の雪辱を果たして、午後も試合をして欲しいものです。

セブンスの神様、エリック・ラッシュ 昨日に引き続き今日もカール・テ・ナナの写真をゲット。特に今日は善の背中にサイン、おまけに彼に抱っこしてもらってのツーショット。これはお宝写真になります。お宝と言えばもう一つ。セブンスの神様、エリック・ラッシュのサインをNZの国旗に、さらにはカミさんとのツーショットも。カミさんの強い希望でHPには載せませんが、私はプリントして会社の机に貼っておきます。本当にお宝づくしの今年の香港セブンスです。

by タカ
   


2003年3月28日(金) 始まりました、セブンス!

戦争だって肺炎だって、やっぱり来ました香港セブンス!今日の英字紙にあった"Forget the bug, it's time to party"というのは今の香港在住西洋人の9割とラグビー好きな一部のアジア人の気持ちを代弁するものでしょう。前座だった子供たちのミニラグビーが肺炎懸念のため中止になってしまったのは残念でしたが、ともあれ大人たちはビール片手にパーティーモード全開!

夫もいそいそと仕事を半日で切り上げ、学校から戻った息子たちを連れ、夕食のおにぎりを持って会場の香港スタジアムへ。軽いけれど咳が止まらない私はじっと我慢で自宅で静養(涙)。これで悪化させては会社休んだ元も子もないので。けっきょく3人は10時過ぎに帰ってきました。

な〜んと、ナント、なんと優しい夫は私のために"This is for my wife!"と言ってオールブラックスのヒーロー、カール・テ・ナナに至近距離でポーズをとってもらい、スナップを撮ってきてくれました!そして「壁紙にでもしたら?」とのお言葉!やった〜☆ 彼は一昨年、キャプテンのエリック・ラッシュが大腿骨骨折という大怪我で来られなかった時に急きょキャプテンを務め、神業のようなプレーでチームを優勝に導きレジェンドになった人です。

あれから2年。私のオフィスの机には彼の華麗なプレーを写した新聞の切り抜き写真が色褪せたまま飾られていたのですが・・・。確かあの記事の見出しは"King Karl"。今年はもう一度、王様の試合をしかと見届けます!ともあれ、「夫よ、Thanks♪」。

by みこと
   


2003年3月27日(木) 最後の病欠

新聞を開いてもニュースを見ても気がめいるような報道ばかりです。でも目をそらしているわけにもいかず、できる限り見聞きするようにしてますが、やっぱり辛いものがあります。特に香港は連日のトップニュースがイラク戦争よりも非典型肺炎(日本では「重症急性呼吸器症候群」(SARS)と報じられています)になってしまい、市民はパニック寸前です。

すでに死者10人、感染者300人以上となってますが怪しいものです。空気感染の伝染病であっという間に広まり、二次感染の勢いも落ちないので数字に出ていないケースがたくさんあるようです。ですから香港や中国への旅行や出張を予定されている方は極力避けることをお勧めします。香港は全校2,100校のうち100校が学校閉鎖となり、飛び火したシンガポールでは今日から4月6日まで全国の学校が閉鎖されることになりました。息子たちの学校はまだにやっていますが、閉まるのは時間の問題でしょう。大人でさえ公共の交通機関で出勤し、たくさんの人と終日接しながら仕事をするのは相当のリスクです。

ちょうど数日前から体調を崩し、良くあることなのですが軽い咳が出てました。タクシーに乗って咳をしたら運転手の顔が斜め後ろからでもこわばっているのが分かり、エレベーターの中では人が一歩引いていました。オフィスでは極力咳をしないよう水ばかり飲んで喉を湿らせていたら、顔がむくんできてしまいました。それでも止まらず、いくら状況がわかっている同僚たちとは言えさすがに気が引けて、今日から2日間会社を休むことにしました。正社員として働くのは今月いっぱいなので、それなりに終えたいと思っていたのですが無理しないことに決めました。

一応医者にも行きましたが、「37度代の発熱だし肺機能も普通なので、肺炎ではなくただの風邪」という診断でした。こんな時に医者であることは本当に大変なことだろうと思うと、いつもと変わらず親切丁寧に接してくれたホー先生に感謝。スタッフは当然ですが全員手術用のマスクをして待合室の患者さんにも無料でマスクを配っていました。もうマスク姿もすっかり見慣れたものになってしまいましたが、私は今のところつけたことはありません。ウィルスがマスクを通過してしまうという科学的な事実もさることながら、心のどこかでこの現実を認めたくないのかもしれません。

そんな時にちょっと明るいニュース。私たちの移住申請書がとうとう国際宅急便でオークランドから香港に向かったそうで(そこからウェリントンに転送されるので、太平洋を行ったり来たりですが)、そのうち受け取り通知が移民局の方から来ることでしょう。写真は友人が送ってくれたドラえもんです。かわいいでしょう?

by みこと

Happy Birthday ZEN

今日は次男、善の6歳の誕生日です。明日から3日間は香港7人制ラグビー大会で、明日は善が、明後日は長男の温が、それぞれ試合会場の香港スタジアムでミニラグビーの試合に出場予定でしたが、非典型肺炎で多くの学校が閉鎖されていることから、子供たちのミニラグビーは突然のキャンセルとなりました。子供たちにとっても、その親たちにとっても、良い思い出になるはずだったので残念です。でも、大会自体は予定通り行われるので、明日からの3日間はラグビー観戦三昧です。

by タカ
   


2003年3月25日(火) We have to realise that!

香港の新聞をパラパラめくっていると、ある写真に目が止まりました。ぐるりと海に囲まれた香港名物の水蒸気とスモッグに根元まですっぽり包まれ、ベールの向こうの影のようにそびえ立つ超高層ビルの写真です。これは「インターナショナル・ファイナンス・センター」のタワー2で現在急ピッチで建設が進められている香港一ののっぽビルです。完成後は高級ホテルや香港の中央銀行に当たる香港金融管理局などの入居も決まっています。

ビルの所在地がフェリー乗り場の真横なため、よく週末に離島に行く際に脇を通るのですが、下から見上げるだに恐ろしく、「オフィスがこういうところでなくて良かった〜」と漠然と思っていました。私はもともと十階を超えてくるような高層建築が生理的にダメな質で、できる限り地面に近いところにいたいタイプです。ですから今勤めている会社がここに引っ越すと聞いた時は本当にびっくりしました。ただし、幸い(?)工事の遅れで、「入居できる頃には香港にはいないはず・・」と個人的には胸算用していました。

新聞記事はあの米国同時多発テロの時にニューヨーク市警のトップとして大惨事を指揮したケリック元本部長がちょうど香港に来ていて、あのビルを見て「That's a target. People have to realise that.」 と言ったという内容でした。確かに埋立地の先端にポツンと立つ立地条件といい、香港を代表するランドマークとなる役割といい、外国企業や政府機関も多数入ることからテロリストにとって格好の標的と思われてもおかしくはないのでしょうが、こういう要職にあった人に改めて指摘されるとドキッとしてしまいます。

ほとんどの同僚は移って行くことでしょうから、 ケリック氏の予想が永遠に外れることを、またこのビルに対してだけでなく、これ以上の犠牲者を出すテロ行為(戦争という名のものも含め)が地球上から完全に撲滅され、それが可能となるような真の平和の到来を心底願っています。連日の戦争報道に接し、こんなことばかり祈るように思っています。

by みこと
   


2003年3月22日(土) 戦争と肺炎

本当に戦争が始まってしまいました。心から残念でなりません。48時間の最後通牒、それで事態が変わらないと見るや否や、世界中のマスコミが見守る中でドカ〜ンと開戦!現代の戦争ってこういうもの。まるでスイッチを押すように簡単に始まってしまうのですね。イラク兵の士気低下と投降を促すために今の時点では集中砲火での空爆を続けているようですが、市民の心情を思うとたまりません。同時に空から降ってくる食糧補給のための小麦粉・・。市民はこの図式をどう受け止めているのでしょうか。物事そんなに簡単ではないはず。

今週は友人が住み込みのお手伝いさんに決定的な問題があることに気づいて突然解雇することに決めたため、急きょ西蘭家でもうすぐ1才になる赤ちゃんを預かることになりました。お互い働くママ同士、その辺の苦境は察するところ。幸いうちのお手伝いさんを始めこちらは大の赤ちゃん好き。みんなでビデオや仮のベッドを用意して楽しい一週間でした。私も仕事を早く上がれた日には何年ぶりかで哺乳瓶の授乳などして、「あ〜、次は孫までこんなチャンスはないのかぁ?」と、感慨深いものが・・・。

昨日は久しぶりに女友だちと映画へ。寿司屋で軽く夕食をとってから少し遅めの時間に「フリーダ」へ。メキシコ人画家フリーダ・カーロを描き、アカデミー賞の6部門にノミネートされていますが、私は単に彼女が好きで、大学時代に眉毛のくっついた妙な構図の自画像を見た時は本当に衝撃的でした。映画は彼女の数奇な人生と作品、メキシコ壁画運動など当時の時代的背景を織り交ぜながら、なかなか上手くまとまっていました。なんと言っても「フリーダ」役のメキシコ人女優のサルマ・アイェクが良かったです。普通、こういう外国を舞台とした映画の中で英語で会話されていることにはすごく違和感があるのですが、なぜかこの映画に限ってはそれがありませんでした。映画館は40人ぐらいのこじんまりした今どきのタイプで飛行機のファーストクラスのようなシートでゆっくり観れました。でもカップルで行ったらちょっと間が開き過ぎかも・・。

by みこと

昨日の最終便で北京から帰って来ました。戦争が始まる前に戻ってこよう、とスケジュールを詰めて、上海1泊、天津1泊、北京1泊という駆け足でしたが、出張の途中で戦争が始まってしまいました。

実は私の勤める会社の北京事務所は大使館が集まる三里屯地区にあります。ここで見た光景は、まさに今回の戦争を映し出していました。まず積極関与のスペイン大使館はヘルメットに機関銃姿の武装警官が厳重に建物を囲んでいます。かたや戦争反対のドイツ大使館は、北朝鮮からの駆け込み防止で武装警察が目配りをしているものの、ヘルメットに機関銃姿の武装警官は一人もいません。新聞によるとアメリカ大使館、イギリス大使館もスペイン大使館同様の警備体制だそうです。積極支持の日本大使館はどうなっているのでしょうか?(こちらは北朝鮮からの日本への亡命希望者の対応で大変なようです。)

今日は3ファミリー(大人5名、子供8名)で昼から香港島のChung Hom Kok BeachでBBQをしてきました。BBQあり、2月、3月に誕生日を迎えた(る)人たちへのバースデー祝いなど、大人は談笑、子供たちは砂浜やプレイグラウンドで思いっきり遊び楽しいひと時でした。結局6時間近くもBBQピッチに居座り、最後は肌寒かったこともあり、枝や葉っぱを燃やして焚き火で暖をとっていました。

来週の香港はラグビーファンにはたまらないイベント続き。水・木の2日間はラグビー強豪国のクラブチームが集う10人制ラグビー大会、金・土・日の3日間はあの有名な香港7人制ラグビー大会(通称 香港セブンス)です。7人制は国代表による大会で、24カ国、地域が参加する国際大会です。戦争を理由にした不参加国はいまのところありませんが、香港で大騒ぎになっている非典型肺炎(今日現在感染者210名、死者7名)を理由にフランスとイタリアが不参加を決定、ニュージーランドとフィジーは参加を決定してはいるものの、香港入りする日が確定していない状況です。恐らく、香港での滞在時間を極力短くするつもりなのでしょう。大会には戦争に関与しているアメリカ、イギリス、オーストラリアが参加し、観衆の多くが白人ということもあり、今年は相当セキュリティーが厳しそうです。更にローリング・ストーンズも同じ週末にコンサートがあることから、警察は相当忙しくなることでしょう。でも戦争に肺炎の拡散・・・何だか今年の香港セブンスは寂しいものになりそうな気がします。

by タカ
   


2003年3月16日(日) 親バカ年バカ

「ママ〜、ボクね、もしかしたら"サタデー・ディズニー"に出るんだ〜♪」と、長男が嬉しそうに言うので話を聞いてみると、毎週土曜日の朝、テレビの英語チャンネルでやっているディズニー提供の子供番組の中で学校対抗クイズ大会があり、それに出演するかもしれないというのです。「なんで温くんなの?」と、聞いてみると、「4年生のバトル(対抗のつもり)だから、クラスごとに一人代表を選ぶんだけど、ボクのクラスは男の子がボクを選んで、女の子がサムを選んだの」とのこと。サムは乗馬が得意の運動神経抜群のいかにも利発そうな子で、筆記もクラスでピカ一ならアーティストのお母さんを受け継いで絵の上手さも断トツという、本当に羨ましいようなフィリピン人とイギリス人のハーフです。

一方のうちの長男。すべてにおいてチャランポランのいい加減な性格ながら、万事が雑なインターナショナル・スクールでは特に苦労もしてない様子。しかし、先日の父兄面談では「もうちょっと集中力があって、授業中も静かだといいんですけどね〜」と、先生にズバリ指摘され、親はうなずきまくりで返す言葉もありませんでした。成績も目立ったものはなく、ラグビーと柔道が好きなぐらいで、これと言ってのめりこんでいるものもありません。ただ飄々としているので誰とでも気が合い、今回はその辺のなんちゃって性格がプラスに出たようです。

「まあ、サムが相手じゃね〜」と親子でその先のことは問わず、クラスの半分に支持されたことだけで手に手を取り合って喜んでいました。と・こ・ろ・が・・・。どういう訳かサムを抜いてクラスの代表に選ばれ、最終的に4クラス代表の二番目になってしまいました!一番はキウイの男の子で、万が一彼が出られなかった時の補欠になったのです。これには来月出産の温の担任の先生も飛び上がって喜んでくれたそうで、よほど意外な顛末だったのでしょう。

インターナショナル・スクール3校対抗企画で、勝てばディズニーから世界の歴史のビデオ(1本2時間)50本が学校に寄贈され、出演者には身の丈1メートルのミッキーマウスが贈られるんだそうです。それで先生、ひいては学校も目の色を変えているようです。一番に選ばれたキウイの子に「ビデオがあれば、先生も一々、ギリシャだローマだエジプトだと教えなくてもいいから一生懸命なんじゃない?」と淡々と言われたそうで、このクールさが彼の強みのようです。ともあれ、親子でもう大満足。

昨日は大学の同窓会でのボーリング大会でした。「最後にしたのはいつだろう?」といくら考えても思い出せず、結婚してから夫と行った記憶もないので、かれこれ15、6年ぶりだったのかもしれません?「明日、腕痛くなるかな〜」と、ちょっと不安でしたがそんなことはまったくなく、ホッ♪「なんだ〜、私もまだまだOKじゃない」と気を良くしたものの、ボーリング大会の後の夕食会でお料理にパクついていたら、「では、ここいらで西蘭センパイの音頭で乾杯を・・・」と、いきなり指名され、もうビックリ!いつのまにこんなに出世したんだろう?としげしげと見渡すと、周りは後輩ばかりで、先輩と呼べるのはごくわずか・・・。いろいろと、おめでたさ加減を自覚させられた週末でした。

by みこと
   


2003年3月14日(金) 何の日だっけ?ホワイトデー

日付を入れてから、ふと気がついた、ホワイトデー。確か生涯にわたってこの日に誰かから何かをもらったことってない気がします。ま、とってつけた日ですから特に何をしたいっていうわけでもないんですが。よって、西蘭家は何の行事もなく、夫は出張、妻は残業+夜8時ごろから9時ごろまで子供と本屋さんごっこをして遊び、慌ててお風呂に入れて9時40分にベッドに入れたところ。

こんな夜遅い時間になってまで、子供に「早くしなさい」と言わなくてはいけないほど、こちらの事情を最大優先した、ゆとりのない生活を強いている自分がほとほと嫌になりますが、それもあと残すところ2週間♪仕事の方は企業決算の真っ盛りで1年で最も忙しい時期に入ってきましたが、今年は「本当にこれが最後」とわかっているので、慌しい中でも残された時間をそれなりに楽しんでいます。

4月になったらまず、お手伝いさんにフィリピン料理とソープ・カービングを習います(彼女がいてくれるのは4月下旬までなので)、子供と公園に行って遊んでみましょう。それから「電子レンジで信じられないくらい美味しいパンが焼ける!」と、友人が東京から有給休暇をとってパン作りを習いに来ていた方のところで、私も噂のパンを教えていただこうと思ってます。他にもお弁当のおかずを考えたり、部屋の模様替えをしたり・・と、考えただけでも楽しいですが、これって今のうちだけなのかしら?

お給料が半分になるのでおこづかいも半分になります。夫もつきあって半分にすることに同意してくれました。感謝の気持ちをこめてたまには手弁当でも作ります。ニュージーランドに行ったら更にその半分か、もっと少なくなるかもしれませんね。でも不思議と惜しいと思う気持ちがまったく湧いて来ません。これも今のうちだけなのかしら?

by みこと

今日は日帰りで中国広東省の中山に行ってきました。ここには日本、香港、台湾などの製造業がかなり進出していて、香港から簡単に行き来できる工業地区です。そこで聞いた面白い話しを一つ。

今朝、ある日系企業に電力会社から一枚のファクスが入りました。それは中山市を含めた周辺地域全体で対前年40%強の電力需要により、このままでは電力供給がパンクしてしまう、とのことで、明日から周辺企業約220社を7つのグループに分け、それぞれ週一日電力供給を停止するとのこです。その停止時間は電力会社がその日の電力供給状況をみながら、停止の20分前に連絡するので、協力するように・・・もし協力しないようだと、電力停止時間が長くなりますよ(脅迫)・・・但し、どうしても止められると困る場合はご相談ください(たかり)・・・。もちろんみなさん包みを持ってご相談に伺うのでしょう。(現場にいる駐在員は本当に大変です。)
これも世界の工場と言われる中国の一面です。WTO加盟により、人治国家から法治国家へとシステム変更を急ぐ中国ですが、その道のりは平坦ではありません。

明日はラグビー1部リーグの最終戦(トーナメントの決勝戦)があり、所属する香港フットボールクラブの一本目が優勝カップ目指して戦います。私はもちろんサポーターとして、ビール片手にトップレベルの試合を堪能してきます。

by タカ
   


2003年3月10日(月) 同床異夢?

昨日の日曜は夜の外出を控え、ビーズをしながら留守番を兼ねて家で過ごしました。夫と子供は朝からラグビーで出たり入ったり。最近、バタバタしていたのでニュージーランド旅行から戻ってからは2月に一回フリーマーケットに出店しアクセ売りをして以来、全くビーズを触ることなくかれこれ3週間。そこでリハビリを兼ねてイヤリングを40個ぐらい作ってみたら、さすがに指にペンチだこができてしまいました。ちょっとしないとすぐに皮が薄くなってしまうようです。あぁ、毎日1時間でもいいからビーズを触っていられるような生活を送りたい・・・というささやかな女の夢。

一方、夫はランチの後、突然、「出かけてくる」と言って次男を連れてどこかへ行ってしまいました。戻ってきたら次男が「こんなに本もらっちゃった〜♪」と、車のカタログをいっぱい持って帰ってきました。何でもニュージーランド移住が成功したら自分へのご褒美に、生涯初めての新車を買うんだそうで、早くも市場調査を開始したようです。NZの新車価格の方が香港よりかなり安いので、すっかりその気になってるようですが収入激減なのもお忘れなく。一緒に行った次男もその気になって帰ってきて、「早くNZ行きたいな〜」などと言い出し、反対派の長男を慌てさせていました。というわけで、かなり大胆な男の夢。

「ニジンスキー」はなかなか良かったです。舞台も凝っていたし、彼ほど"レジェンド"という言葉が似合うアーチストってそうはいないと思ってますが、野心的な演出がかなり上手くいっていた気がします。ともあれ私は全くのバレー音痴。日本人ダンサーの服部有吉さんという人がとても良く、最後の拍手もひときわ大きくて同じ日本人としてちょっと嬉しかったです。しかし、こんな日に限って夕食にイワシを焼いてしまい、自分も家の中も焼き魚臭くても〜うタイヘン。シャワーを浴びる余裕もなく、なんとか着替えて飛び出していったものの後悔先に立たず。バレーの日のイワシは止めましょう。

by みこと

NZにはヨーロッパ車が似合う、という気持ちが強く、狙いはプジョー。最近のフルモデルチェンジで、メチャ洗練されたデザインにうっとり。実は香港で乗っているSAABを持っていこうと考えていましたが、昨年春からの輸入条件変更で持ち込み不可の車に指定されてしまい、NZに移住したら何はともあれ車を買わなければ・・・それも真新しい車・・・というささやかな男の夢。

by タカ
   


2003年3月9日(日) ネコの病気

昨日の午後は最近、劇痩せしてしまったトラ猫のチャッチャを病院に連れて行くと、かなり重い糖尿病ということがわかり物凄いショック!早々に去勢してしまったこともあり、いつまでも声変わりもせず赤ちゃんのようなつもりでいましたが、かれこれ私達と11年も一緒にいるのですから人間で言えば56歳。中年も終盤、初老にさしかかった年齢です。来年は満60歳で人間で言えば還暦で男の厄年!これは心してかからねば。さっそく、来週早々にも治療開始です。ガンバレ!チャッチャ!

今日は雨交じりの曇り空でどんよりとした一日。4月からカァァァ〜☆と暑くなる香港の、直前の微妙な天気です。湿度が急激に高くなり、カビの季節の到来でもあります。毎年3月末に開催される「香港ラグビーセブンス」の頃は、ものすごく暑いか、寒いか両極端な天気で、今年はどちらと出るか?ともあれ、去年のような大雨だけはご勘弁。見る方も大変ですが、それ以上に芝が滑るために選手もケガ人続出で、厳しい試合となりますからね。ラグビーはなんと言ってもケガが一番怖いですから。

不思議なことが一つ。昨日から今日にかけてメルマガの配信を申し込まれた方が一晩で25人も増えました!どこかでどなたかがリンクを張って下さったとしか思えない急激な伸び方でびっくり。こんなに内容の偏った、しかも香港だの経済だのと、ニュージーランドの話から反れる話題も満載なのに、「辛抱強く(?)読んで下さる方がこんなにいるなんてねぇ〜」、と夫と二人で他人事のように感心してました。ともあれ、何かして下さった方(!)、それに乗せられて(?)申し込まれた方、ありがとうございます。

今日は約1ヶ月続いていた「香港アート・フェス」の千秋楽。コンサートはローリー・アンダーソンとセザリア・エボラの2回で、ハービー・ハンコックは行かれなかったけれど、比較的忙しい時期だったので、まあまあ堪能できました。今日は夫とバレエ「ニジンスキー」へ。20世紀初頭の混沌とした時代の息吹を楽しみにしてるのですが、夫は「バレエねぇ?」と首をかしげてます。

by みこと
   


2003年3月8日(土) 校正完了

昨日は朝2時過ぎまで起きてパソコンに向かっていました。最後にメールの送信ボタン押して、「フ〜ッ」とため息一つ。移住申請のためのビジネス・プランは私達のアイデアを基にプロのビジネス・プランナーが業界での地位(!)だの、業績見通し(!)だの、減価償却費(!)だのと、それっぽく文書にしていってくれるのですが、そのドラフトが先週末に送られてきました。自分達のものとは思えないなかなか立派なプラン。さすがプロの仕事。

計17ページにびっしり書き込まれていて、それを夫婦で読み、それぞれ自分にかかわる部分を更に読み込み校正を入れ、理由を添えて「こう変えて欲しい」とか「こうしてはどうだろう?」と書き直しました。その作業にけっきょく5日間もかかってしまい、それが昨日やっと完了したのです。もう一回最終版が送られてくるでしょうが、これで実質、私達がやることは終わったはずで、何とか目標通り3月中の申請ができそうです。

ところが、移住エージェントと毎日のようにメールでやり取りしていながら、ちょっと聞くのがはばかられていたことが一つ。それは「申請してからどれぐらいで認可が下りるのか」ということ。1月末にオークランドで会った時には「3ヶ月!」と自信満々に言ってくれたのですが、「果たして今でもそうなんだろうか?」と、恐る恐る聞いてみると、「今は良くわからない」というなんとも歯切れの悪い答え。「じゃ、最近の他のお客さんの平均所要時間は?」と聞くと、「3ヶ月でしたけど、ケースバイケースで・・・」と、やっぱりモゴモゴ。

ちょっとシニアの別の同僚の名前を挙げて、「彼は8ヶ月ぐらいと思っているようで・・」とオブラートに包んだ物言い。彼女がこちらをガッカリさせないようにしてくれているのが良くわかり、逆に現実の厳しさを悟りました。夜はちょうど、出張から戻ってきた夫と落ち合い、スイス料理の店へ。久々のチーズフォンデュ☆ ちょうどそんな物が食べたくなるくらい寒さがぶり返していたので、1種類だけ置いてあったニュージーランドワインを傾けながら、ささやかな申請前祝い。「8ヶ月でももう後戻りはないんだから、粛々と進めよう」という夫の一言に心底同感。前へ。

by みこと
   


2003年3月2日(日) 思い出作り

今日は3週連続で子供たちのラグビーの大会でした。香港でシーズンを終えるのは今年が最後になりそうで(とことん楽観的な西蘭家!)、思い出作りモードいっぱい!夫は朝7時半からいそいそと試合場準備の手伝いに行き、レフリーを何度かこなし、私も付きっ切りの応援。その割には隣の試合に気をとられ、温の貴重な2トライを見逃すという大チョンボ!他の父兄に「今の見てなかったでしょう?」と言われて初めて気がついた情けなさ。温にまで「ママ見てないって知ってたよ」と言われて、ガックリ。いったい、8時半から突っ立って何してたんでしょう?

と、肩を落としてもいられず、いつもはのぞいたこともない特設会場で所属する香港フットボール・クラブのロゴ入りトレーナー(夫用)、ラグビーパンツとTシャツ(温用)、シューズケース(男たち3人用)を記念に買い求め、ひたすら思い出作り。その後、今回のニュージーランド旅行中、ニアミスで現地ではお会いできなかったO家と落ち合い、4時までのんびりランチ&コーヒータイム。周りも同じような2、3家族で集まったグループが子供を放し飼い状態のまま話に花を咲かせています。「こういうクラブ生活もあとわずかかぁ〜」とちょっとしんみり(「まだまだ、あるって」と言う声も)。

しかし、それでも気を取り直し、O家のお子さんを預かって帰宅すると同時に電話が鳴り、今度は近所のB家母子の登場!子供たちは近所の子も合わせて計8人で外遊び、母親たちは少し遅い午後のお茶。しばらく会ってなかったので時計を1ヶ月くらい前に巻き戻してお互い近況報告。そうこうするうちに夕飯になり、けっきょくうちですき焼きに・・。実は昨日、「ニュージーランドに行く前に買っておこう」と、いきなりすき焼き鍋を買ったのでそれのお試し。これだけは思い出ではなく、未来につながっていく前向きな動き。ともあれ、今日も1日、頭の中はNZ♪NZ♪で暮れました。

by みこと
   


2003年2月28日(金) 発送完了

「毎日が筆記テスト〜」と、ヒイヒイ言ってたのも先週まで。今週は香港警察からの無犯罪証明書がニュージーランド領事館に届いたのでそれを取りに行き、移住申請に必要な書類がすべて揃いました。これに出生証明、勤務先の年次報告書だの、新事業の仮契約書だのといった最後の必要書類を添え、今日の午後、国際宅急便でオークランドのエージェントに発送しました。これで申請に必要なものがすべて揃ったはず、バンザ〜イ♪

ここまで来るのに丸2年。夫がその気になって話が具体化してからかれこれ4ヶ月。エージャント選びを始めてからはちょうど3ヶ月。長かったような短かったような・・・。でも一つずつ仕事が片付いていくので、それなりに達成感もあり、会社の仕事をこなしていくようでもあります。しかし、所詮は私事。100%好きでやっていることですから、その充実感ったら♪夫もすっかりハマって、何度も領事館に出向いたりしてくれました。

私達は企業家ビザ狙いのロングターム・ビジネス・ビザ申請なので、提出書類が多く、明確なビジネス・プランも必要ですが、それゆえに今までの自分たちのしてきたこと、これからしていくことを改めて深く考えるいい機会ともなりました。夫婦でしみじみ将来のことを語りあった貴重な時間でもありました。あとはエージェントからのプランをとっくり読ませてもらって、総仕上げに取りかかります。

by みこと

明日は私にとって今シーズン最後のラグビーの試合です。と言っても、けが人の私は応援するだけですが・・・。でも5月から始まるタッチラグビーまでには治癒している予定なので、今日回ってきたタッチラグビーのエントリーフォームに記入しておきました。やはり、私はラグビーと汗を思いっきりかいた後のビールが好きです。

そして日曜日はミニラグビーの大会。所属するクラブチームの主催大会なので、朝7時半から会場準備のため子供たちより一足先に試合会場へ。自身のラグビーも大事ですが、最近は子供たちの練習や試合を見るのも大きな楽しみになってきました。

by タカ
   


2003年2月23日(日) 誕生日プレゼント

9月から始まったミニラグビーも残すところあと1ヶ月。旧正月明けから三週連続の大会が始まり、今日はその第二週目。そして、今日は私の37歳の誕生日ということもあり、子供たちそれぞれにお願いをしてありました。それは「試合で頑張る姿を見せてね」というもの。もちろん子供たちの活躍する姿を見るのは親にとっては万国共通の願いですが、子供たちはどちらも目立つプレーをするタイプではないので、とりあえず「ボールを持ったら前へ走る」、「試合中は真剣にプレーする」ことだけで十分です。

長男はフィジカル面が強いこともあり、上位チームのフォワードの中心プレイヤーとしてラグビーを楽しんでいるので◎。最近はルールをきちんと理解しているので特に言うことなし。次男はチーム内に快速トライゲッターが2名もいることから完全な脇役状態。ボールを持って走る、というよりボールに触れることすらほとんどありませんが、タックル(8歳以下は両手で腰をタッチ)だけは忠実に行っていて、とにかく敵の選手を追い掛け回しています。そんな次男が今日の4試合で唯一ボールを持って走ったときに、華麗(?)なステップで敵を数名かわして、私の目の前で今シーズン3つ目のトライ。
二人とも本当に頑張ったね。

さて、私の方は・・・というと、腰のケガから復帰し、先週末から始まったグランド・チャンピョンシップ・トーナメントに向けて準備していましたが、直前の練習で左足首をひねってアウト。忘れられない「ビシッ」という音を脳裏に残しながら・・・。診察の結果はじん帯損傷で全治2ヶ月ほど。ギブスは日常生活に差し支えるので、着脱式のギブスでしばらく足首を固定することに。

9月の胸部打撲から始まり、腰のケガで1月末までまともに試合に出られず、復帰初日の練習で今度は足のケガ。本当にケガに泣かされた2002年のシーズンでした。(保険会社さん、度重なる請求でゴメンナサイ。)友人からの「歳をとると関節が固くなる」という言葉が重く心に残りました。そして今日、37歳になりました。

by タカ
   


2003年2月21日(金) 毎日が筆記テスト

ニュージーランド旅行に行く前も慌しい日々でしたが、戻ってきたらもっと忙しくなってしまいました。履歴書だの、これまでのキャリアの詳しい説明、ビジネスプランの概略だのと、エージェントへの資料作りに追われています。事実をありのままに伝える一方で、彼らが「これは使える!」と思ってくれるものをできるだけ掘り起こさなければならず、質問に答えたり、収入見通し(でっちあげであっても!)を出したりと、細かい作業が続いています。しかも、それを全部英語でやらなくてはいけないので、毎日が
IELTSの筆記テスト状態。

しかし二人のキウイの不二子(「何のこと?」という方は2月12日のメルマガ〜西蘭杯ダービー 最終回〜をご参考下さい)は本物の峰不二子のようにテキパキと動いてくれ、頼もしい限り。毎日メールのやり取りをして、内容は固いもののメル友状態です。晴れて移住できたら是非、彼女らと祝杯をあげたいものです。

今週は夫がシンガポール出張へ行ったついでに去年7月にメルマガで書いた〜十年彗星・楊貴妃になる夏〜で取り上げた、シンガポールでしか手に入らない化粧品をどっさり買ってきてくれて感謝感激!最近、本当に物を買わなくなったので「物を買うってこんなに嬉しかったっけ?」と、ちょっと感動。洗顔剤とクリームとパックだけという超カンタン化粧品ですが、これが素っぴんライフの源です。
もうやめられません、一生お世話になります!おかげで寝不足でも化粧のりが悪いということがなくなり(化粧しないんですから・・)、ついつい夜更かし。でも、これもあとひと息!

by みこと
   


2003年2月15日(土) 時差ボケならぬ・・・

1月末から2月の初めにかけて2週間のニュージーランド旅行に行ってきました。何からお話ししていいのかわからないほど充実した2週間で、お世話になった方々にはお礼の言い様もないほどです。「2週間ってこんなに長くて、こんなに使いでのある時間だったのか〜」と心底感心してしまいましたが、仕事をしていないので24時間が100%自分のために使えたということが大きいとしても、信じられないくらい充実した日々でした。

今回もたくさんの出会いがありました。でも旅の途中の一期一会とは違って、今回の出会いは今後ず〜っと、もしかしたら一生のお付き合いになるかもしれない貴重な出会いばかりで毎日がドキドキの連続でした。帰ってきてからもあの濃かった毎日の感覚が忘れられず、時差ボケならぬ、時間の濃さの差から立ち直れないまま、勝手に周り始める生活の歯車に乗りとりあえず回転し始めたところです。これからメルマガを作りながら、ポツポツあの素晴らしかった日々を反芻していこうと思ってます。

by みこと
   


2003年1月18日(土) 雪降る町からただいま

6日間の中国出張から今晩帰ってきました。今朝天津のホテルを出発する時に雪が降っていました。どうやら明け方頃から雪が降り始めたらしく、ところどころ積もり始めていました。(もう止んだかな? それとも降り続いているのかな?)今朝の天津出発時の気温はマイナス2度、香港到着時の気温は21度。この差が結構つらいものです。ちなみに天津のホテルを出発してから北京経由で香港の自宅にたどり着くまで約11時間。出張は疲れます。

しかし、来週は24日の夜便(もしかすると23日の夜便)で香港を発ちニュージーランドへ約2週間強の休暇へ。今頃はオークランドか、と思うと心が躍ります。
実は25日から4日間、会社のマーケッティング会議と顧客を招待するパーティーが北京でありますが、休暇が重なっているため私は不参加に。この「不参加」という選択が許されるのが外資のいいところ? でも休暇は5ヶ月前から決まっていて、会議は正月明けに急遽決まったものなので、いまさらスケジュール変更もできない状況でした。

明日は約1ヶ月振りの子供たちのミニ・ラグビーなので、早起きしなければ・・・。

by タカ
   


2003年1月12日(日) 嬉しい週末

土曜日は以前に帰国セールで温がローラーブレードを譲っていただいたお宅から再び勉強机を譲っていただくことになり、引き取りに行ってきました。ついでに子供向けの本もごっそり譲っていただき、ホクホク♪。私はとにかく本が好きで、新しくても古くても、読んでも読まなくても本をたくさん持っているだけですごくリッチな気持ちになれてシアワセです。今回の本の中には「ご両親のかな?」と思われる古い本も混じっていました。昭和48年出版の1冊380円の本なんて、可能性大ですよね?私も自分の子供時代の本を持って来ているので、同じようなことをしている方がいるのだと知り、嬉しくなりました。

その夜はクスクスサラダの手土産で、築地から取り寄せたという友人宅のおでんパーティーで、なんと朝の4時まで話しこんでしまいました。初めてお邪魔したお宅だったのに、共通の知り合いが見つかったりして話の盛り上がりは留まることを知らず、子供も5人でワイワイガヤガヤ。温は3時まで起きていて人生最長の夜更かし記録更新です!

おみやげにいただいたのは、なんと自家製ヨーグルト。実はずっとこれを探していたので飛び上がらんばかりに大喜び。さっそく牛乳を足して西蘭家も自家製ヨーグルト作りがスタートしました。週に2`は消費してますから、これからは牛乳2本でその分ができてしまう上、いかにも「菌が生きてる!」っていう感じのまったり感は市販の物にはない有機的な感じで◎♪

by みこと

先週末から19歳以下のラグビーアジア大会が香港で行われていて、今日が決勝戦、3位決定戦などの最終日。戦前の予想通り、決勝戦は日本対韓国。下馬評では"日本圧倒的有利"でしたが、結果は14対10で韓国の勝ち。下馬評が高ければ高いほど、いつものことながら?がっかりさせてくれます。がんばれ、ニッポン。

明日から上海、北京、天津へ6日間の出張です。北京と天津は最高気温が既に氷点下という厳しい寒さなので、十分な防寒対策で24日からのNZ旅行を前に体調を崩さないように気をつけて行ってきます。

by タカ
   


2003年1月10日(金) 「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」

今日は「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」を観てきました。始まったばかりのせいか満席で前評判通り。第1話はビデオでサクッと見ただけですが、さすがに大画面、大音響、前から5列目で見ると全然違いました。ストーリー展開よりも美しい山々、平原、森など、「これも、これも、これもニュージーランド♪」と、思うとそっちの方が気になってしまって、何だか話に集中できずじまい。まるで主人公と字幕スーパーを交互に見ていくように主人公と背景と見比べていて、映画の長さもあってか二本立て映画を見た後のように疲れちゃいました(ぐったり。しかし長かった〜)。

でも長男の温は大感激!今まで見た映画の中で一番良かったそうです。登場人物やストーリーなど、何をとっても彼の方が知識が上なのに加え、英会話のヒアリングも最近ではかなり息子の方が上手になってきたので、複雑な固有名詞のオンパレードの中で、何がどうなって、誰がどうしたという細かいところにまで食いついて見てたようです。帰り道にいろいろ話してみて、全然話が噛み合わないのには笑ってしまいました。「観たい、観たい♪」と言っていた善は、案の定ポップコーン食べ尽くしてしまったら後はZZZ・・・。あさっては敗者復活での「ハリーポッター」へ

by みこと
   


2003年1月5日(日) ハリーポッター VS 柔道

冬休み最後の1日となった今日、見損ねていたハリーポッターを見に行く予定で昨日のうちに用意周到、家族4人分のチケットを購入しておきました。しかし、今日は温の柔道の大会でもあり、なるべく遅い時間の3時50分からの分を買いました。「試合は10時からだし、万が一(?)勝ち進んでも3時には終わっているだろう」と、ちょっと欲張りな企画となったこともさして気にしていませんでした。

と・こ・ろ・が・・・。実際に試合が始まったのは11時半近く。体重を量って組み合わせを決めるまでにかなり手こずるのはこれまでにも経験がありましたが、たまたま昨年はニュージーランド旅行や足の捻挫で冬・夏と年2回の大会をいずれも欠場していたので、このオーガナイズのユルさをコロリと忘れていました。それに温は最高でも一回戦勝ちしか経験がなかったもので、大会そのものが実際何時までやっているのかなど、考えてみたこともありませんでした。

温は「8歳・28`以上」のクラスで優勝という思っても見ない結果を出し(詳しくはギャラリーをご覧下さい)、全試合と表彰式が終わったのは、な〜んと6時半でした!試合が始まってからは映画のチケットが無駄になることなどすっかり頭から抜け、「頑張れ!頑張れ!」で、全面応援モードに。結局、「ハリーポッター VS 柔道」は、柔道の圧勝で終わりました。さて、明日からは学校!それはそれで頑張ってね。親のおとそ気分もおしまいです。

by みこと
   


2003年1月1日(水) 明けましておめでとうございます!

・・・とは言っても、まったく実感のない香港。香港人は旧正月(今年は2月1日)を祝うのでこれからが師走本番です。ですが西蘭家は日本人一家として、1月1日は毎年、心から祝うことにしています。今年は「ひょっとしてこれが香港最後の年末年始?」と、いう期待もこめて、いつもお世話になっている3ファミリーをお招きしての年越しパーティーとなりました。

生後9ヶ月の赤ちゃんを含め子供7人、大人9人の総勢16人で、ワイワイガヤガヤ今朝2時まで楽しくやり、おかげで良い年を迎えられました。カウントダウンの時にはみんなで茶ソバをいただいてました。ミュージシャンである友人のご主人が、さっそく新年パフォーマンスを披露してくれて大感激!下の階の人からは文句が来たけれど、「聞こえるんだったら良く聞いて!」っていうくらい素晴らしいアドリブ演奏!(あちらはマージャン中でしたが)

彼のピアノを聴きながら、「何かをクリエイトできるって本当に貴い」と、つくづく思いました。本当に何かの啓示のようです。願わくは自分でも少しでも何かをクリエイトできるよう、時間を切り売りする今の生活に見切りをつけ、「クリエイトというアウトプットを可能にする、豊かなインプットのある生活に切り替えなくては・・・」と、真剣に思いました。一年の計は元旦にあり。是非、実現させるよう努力していきます。

最大のインプットはやはり、なんと言ってもニュージーランド移住!まずはこれからですね!今年もよろしくお願いいたします。

by みこと
   


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