2003年6月30日まで(写真をクリックすると大きくなります)


2003年3月29日 最後の香港セブンス?

28日から7人制ラグビーの国際大会、香港セブンスが始まりました。西蘭家は香港在住10年のうち、どうしても行かれなかった2回を除き、毎回見に行っています。その間、2回の出産、乳飲み子を連れておむつや哺乳瓶を持ち込んでの観戦を経て、とうとう息子たちも自分たちのチームのラグビージャージを着て、出場選手を追いかけ回してはサインをもらってくるまでになりました。今年は私たちにとって最後の香港セブンス観戦になるかもしれず感慨深いところです。

今回は夫の大活躍でオールブラックスのキャプテンというよりも「セブンスの神様」と言われるエリック・ラッシュ、彼に続いて新たなレジェンドとなったカール・テ・ナナの写真やサインもゲットで、予選日から早くも過熱気味☆ 明日はいよいよ決勝戦!もしもオールブラックスが優勝したらテ・ナナはジャージを脱いでハカ(ウォークライとも言われるマオリの出陣前の踊り)を踊り、去年入れたばかりのマオリ・モコ(タットゥー)を披露してくれるそうです。新聞で見る限りとてもきれいで精緻なもの。是非優勝して勝利のハカを踊って欲しい!がんばれ、オールブラックス!(by みこと)



2003年3月25日 とっておきの場所

先週の日曜日、友人二家族とチュンホムコックのビーチへBBQに行きました。両家とも「こんな場所があったとは!」と静かできれいなビーチにびっくり。それから私たちは延々7時間という、記録的なBBQをしてしまいました!売店やシャワールーム、公園もある立派なビーチなのですが、ちょっと不便な場所柄、いつ行っても閑散としています。BBQピットもスカスカで、西蘭家のとっておきの場所の一つです。実は1月3日の写真にある絶景から目と鼻の先で、どちらも大のお気に入りです。これから香港にいる間、好きな場所を一つ一つ回って行きつつ、友人たちに10年間の思い出の一部を伝授していこうと思っています。 (by みこと)


2003年2月23日 NO TAX!NO WAGE CUT!

子供たちのラグビーの試合の後、夫のバースデーケーキを買いに香港随一の繁華街、コーズウェイベイに出ると、今しがたデモが始まったところでした。「どこの団体かな?」としげしげと見てみると、やたらに女性ばかり。しかもみな赤い服を着て、英語のプラカードを持っています。顔つきも香港人ではなさそうで、よくよく見るとみんなフィリピン人!彼女達は香港に約16万人いると言われている、「アマさん」と呼ばれる住み込みのお手伝いさんたちです。

今までは政府規定の月給3,670香港ドル(日本円で約5万5千円)の給与は課税対象所得以下なので完全に非課税でしたが、昨今の不景気で財政赤字が急激に膨らんでいる香港、政府は「取れるところから取ろう」と、あの手この手の間接税の引き上げに躍起。そこで持ち上がったのが「アマさん税」。3月に発表される2003年度予算案に盛り込まれるのは確実と見られていて、その額も400香港ドルと給料の10%超の見込み・・・。それで「NO TAX!NO WAGE CUT!」のプラカードを掲げてのデモ行進となったのです。

でも、小太鼓にシンバル、アコーディオンに歌となんだか楽しそうで、警備についている警察官をひやかしながら(!)、ワーワーキャーキャーやっています。持っているプラカードは紙皿をBBQの時に使う長〜いY字の串に貼り付けたキッチンアイテム、段ボールから頭と手足を出したロボコン状態の人もいて、なかなかアイデアに富んでいます。後ろの方には民族衣装のインドネシア人のアマさんたちもいて、国籍問わずアマさんの一大結集だったようです。ところで、うちのアマさんもいたのかしら?(by みこと)



2003年2月22日 この〜木なんの木♪

「この〜木なんの木、気になる木〜♪」というあの日立グループのCMソングは、背景にすくっと映る大きな木のイメージとともに広告ソングとしては最も国民に定着したものの一つではないでしょうか?(子供の頃、その映像を流れていく日立グループ系列企業名は子供ながらに「会社というのはこんなにいっぱい似たようなものが必要なんだろうか?」と不思議で、いつも最後まで見つめてました)

ニュージーランドにはいたるところ、あの宣伝に使えそうな木があります。まずその大きさからして圧倒的な存在感で、樹齢に思いを馳せると「建国前からここに立っていたんだろうか?」と物語まで思い浮かんできそうなほどです。今回の旅行中も、そんなストーリーを秘めていそうな木に自然とカメラが向いてしまい、ずい分写真をとってきました。でも大きすぎてフレームに収まらなかったり、夕暮れ陽の中で自らの影の中に沈んでしまったり、その大きさゆえにカンタンには写真ごときに収まらない名木も多数ありました。(by みこと)



2003年1月5日 忘れられない冬休み

今日は冬休み最後の一日でした。柔道の大会があり、温は「8歳・体重28`以上」のクラスで出場しました。昨年は年2回しかない大会に出る機会をどちらも逸してしまったため、ほぼ一年半ぶりの出場に。前回は一回戦で一本をとられ、あえなく惨敗しています。親子ともども期待も不安もない、かなりニュートラルな状態で臨みました。

しかし、実際に試合の直前となると、本人の緊張が痛いほど良くわかりました。冬休みで練習もお休みになっていて、前日に久し振りに練習しただけでいきなり本番に。かと言ってパニックに陥っているわけでもなく、極度の緊張に直面しながらも8歳なりにそれを越えていくよう懸命に努力していたようです。

重苦しい雰囲気だった、手ごわそうな相手の一回戦は技あり二つの合わせ一本で辛勝。二回戦は相手がかなり小柄で、温は8歳にしては大柄なせいか、本人曰く「小さい相手への攻め方はわかる」と、開始5秒ほどの速攻の一本で快勝でした。このクラスの人数が少なかったため、三回戦はいきなり決勝戦でした。相手も勝ち上がって来ているので、優勝への意気込みも身体のサイズも互角でした。でも勢いに乗りながらも慎重だった温は技ありと効果二つを決めて優勢勝ちし、優勝しました。

たった一人で敵に立ち向かう心細さとその後の苦しい戦い、そして相手を破った時の達成感。その間を串刺しのように貫く緊張・・・この年齢でそのすべてを乗り越えた経験はかけがえのないものだったはずです。そして、試合中の先生からの叱咤激励や仲間の応援、一人で勝ったのではないという再発見。この優勝で彼にとって、この冬休みは忘れえぬものとなったことでしょう。おめでとう、温くん!(by みこと)

お兄ちゃんの優勝に刺激されたのか、柔道を習い始めて間もない次男の善は、全試合が終了した畳の上で何度も受け身の練習をしていました。善もこれから頑張ろうね。(by タカ)



2003年1月3日 冬咲きの香港

亜熱帯の香港にも一応四季はあります。4月から9月いっぱいまでの半年の夏。それに続く10月から11月にかけての駆け足の秋。12月はまだら模様のお天気で半袖を着ている日もあればフリースでも寒い日もあります。それでも1、2月になると、いっちょ前の寒さになり、都合3ヶ月の冬ということになりますが、相変わらず寒暖が激しく、暖かい日は汗ばむような陽気になり読めない天気が続きます。でもTシャツで過ごそうとは思わなくなるので冬は冬です。そして3月ひと月だけの春。あとで振り返って「今年、春やったっけ?」という短さです。

年末にチュンホムコックというところにBBQに行きました。西蘭家が最も気に入っているスポットで、この絶景の海は何度行っても飽きない眺めです。見慣れた針葉樹や冬は丸裸になる広葉樹もなく、木々も青々とした枝ぶりのものから花を咲かせたものまで、天気同様にそれぞれです。子供たちは木登りをしたりその辺を走り回ったり、持ってきたおもちゃも放り出して駈けずり回って、久し振りの自然を楽しんでました。(by みこと)



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