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Vol.046 ■ ニュージーランドへの道:担当官が就いた!

「ロングターム・ビジネス・ビザ」(LTBV)でのニュージーランド移住申請後、丸4ヶ月目にして移住エージェントから受け取った、「あなたの申請に担当官が就きました」という一報に、私達はかなり満足していました。「担当者さえ決まれば時間の問題で審査が始まるだろう」と高をくくっていたのです。しかし、いくらお気楽な私達といえども、2002年11月に突然移住基準が厳しくなる前の"駆け込み申請"が相当数に上り、移民局がその処理に躍起になっていることは十分承知していました。

私達が申請したのは2003年3月ですから、2002年分が片付かないことには手付かずで放って置かれる公算が高いはずです。政府は基準厳格化前の申請の処理がなかなか進まないことへの批判に答えるため、移民局に正式見解を求め、それに対する同局の返答は、「2004年6月までに厳格化前の申請をすべて処理する」というものでした。NZの財政年度は7月に始まり6月に終わるので、要は新年度になる前に2年度前の申請に片を付けるというものでした。

私達の移住エージェントは申請時に、「11ヶ月は待つでしょう」と言っていましたが、その見通し通りなら、移民局からの返答は2004年2月になり、2002年度の申請がすべて終了する6月以前ということになります。この点を改めてエージェントにただしてみましたが、「そちらの申請は問題になっている個人申請枠の"一般技能部門"(現在は廃止)ではなく、ビジネス部門なので審査機関が別になり・・・」という、遠まわしな表現の答えが来ました。要は「大きく影響は受けない」と言いたいらしいのですが、言明もしていませんでした。新たなタイムフレームが示されないまま、「担当官が就いた」という現実に期待を寄せながら、私達は他に方法が思いつかないこともあり、更に待ってみることにしました。

西蘭みこと