2002年夏  バリ島編                        写真をクリックすると大きくなります


一番好きな人と行く島

バリは女性雑誌でも頻繁に特集が組まれ、やれ「チェディ」だ、「フォーシーズンズ」だといろいろなホテルが紹介されていますが、こういうホテルには是非、是非、女同士で行かないで下さい!「誰と行こうと勝手でしょう。買い物にエステにと、女同士の方が何かと便利。」という意見が多数かもしれませんが、ホテルのコンセプトがやはり大人の男と女が愉しむ場所として造られているので、それを押してまで行くのは何か違う気がします。

天蓋つきのキングサイズベットで友人同士の女二人が寝ているっていうのはやはり妙な眺めだし、「バスルームがガラス張りで苦労した」というような後日談が出てくるのも、そこにそぐわないことをしているからでしょう。日本人以外で女性同士の宿泊客を見ることは非常にまれなことです。女同士で行っても「この次くる時は絶対カレと来よう」「本当はあの人と来たかった・・・」と、本音は別のところにあったりしませんか?是非、一番好きな人とお出かけ下さい。

「寝てばかりいる夫とじゃ、行っても楽しくない」「ボーイフレンドは休みが取れない」「一緒に行くオトコがいない!」など、女同士を後押しする要因はいろいろあるでしょうが、お相手がいる人は「そこを何とか・・」と説得しまくり、いない人は「私をバリに連れてって!」と、なんとしてでも調達して下さい。

西蘭家は一時期、ウブドでの宿泊は「カマンダルー」でした(「バンヤン・ツリー」がマネジメントしていた時期もあります)。ここのビラも他に負けず劣らず素晴らしいもので、本当にバリの一軒屋がまるまる収まったような造りです。完全なプライバシーが保証された空間で、シャワーはバスルームの外の屋根なしの石畳の上で、周りには熱帯植物が茂っています。青空や星を見ながら浴びる、少しぬるめのシャワーは気持ちのいいものでした。ガラス張りで外が見渡せるトイレもあり、ナントもまぁ、開けっぴろげな造りです。
部屋にベビーベッドやエキストラベッドを入れ温も連れてきましたが、プールサイドの静けさ、ホテル全体の静謐がやはり大人のためのものだと思われ、今回は外しました。やはり大人の愉しみは大人のためにとって置くべきでしょう。何年かして夫婦で戻れる日まで、しばらくお預けです。
   


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